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燃料電池車 実用化の動き!

2004/2/27
 21世紀のクリーンエネルギーとして期待される燃料電池の開発に向けて、我が国はもちろん、欧米各国も産官学を挙げてその開発と応用に取り組んでいる。水素を燃料とし、画期的な省エネを期待される燃料電池は、作動温度が80℃と低い個体高分子形燃料電池(PEFC)に開発が集中しているが、特に燃料電池車の動きが目立つ。

 燃料電池車の実用化は日本が先行!

 トヨタ自動車とホンダは2002年12月2日首相官邸に納車し、世界で始めての乗用車タイプの燃料電池車を市販したメーカーとなり、ホンダは同日(現地時間)ロサンゼルス市庁に、トヨタ自動車もカリフォルニア大学に2台納車した。トヨタ自動車は首相官邸のほかに国土交通省、経済産業省、環境省にリース販売し、6月には民間企業にも納車した。

 燃料はホンダ、トヨタ自動車ともに350気圧の圧縮水素タンクを搭載し、燃料電池単独ではなく、ハイブリドシステムを採用している。トヨタ自動車はニッケル水素二次電池を、ホンダはウルトラキャパシタを搭載している。ホンダの燃料電池車はスタートでの加速は抜群といわれている。

 両者はともにリース方式で販売するが、国内のリース料金はトヨタFCHVが月額120万円、ホダFCXが月額80万円である。トヨタは今後1年間で日米合わせて20台、ホンダは2〜3年で日米30台の販売計画をしている。しかし、燃料電池車1台の製造に1億円かかるといわれ、実状は商業化にほど遠いとみられる。

 ホンダ、低温始動の燃料電池開発!

 ホンダは−20℃で始動でき、大幅な小型化と高出力化を実現した燃料電池スタック「Honda FC STACK」を開発したと2003年10月11日に発表した。高分子電解質を従来のフッ素樹脂系に代えて、新素材の「アロマティック電解質」を採用すると同時に、世界で初めて特殊なステンレス鋼をプレス成形したセパレータを採用しているのが特徴である。
 新開発のアロマティック電解質を採用することで、−20℃〜+95℃までの発電が可能になり、低温でのイオン導電性も向上し、耐久性も大幅に向上した。また、金属セパレータの採用によりセパレータ接触面の導電性も向上させた。
 新スタック搭載の「FCX」はエネルギー効率が10%以上向上し、同量の水素で航続走行距離を従来の335kmから395kmに伸ばした。
 この新しいスタックを搭載した「FCX]は2003年9月24日に国土交通大臣認定を取得し、低温での始動性、走行性能の確認を行っているが、第50回東京箱根間往復大学駅伝競争での先導車を務めた。

 日産自動車も追撃!

 日産自動車も2002年12月にリチウムイオン二次電池を補助電源とするハイブリッド燃料電池の公道実験を始めた。
 また同社は2003年1月8日に燃料電池車の心臓部であるスタックを自社開発する方針を明らかにした。既に、UTCFC社と共同で開発したスタックが実用段階にあるが燃料電池車の量産時代を見越し、自社で開発・製造する方針を固めたものである。

 現時点では、トヨタ自動車、ホンダが一歩先行しているが、経済産業省は2010年に5万台、2020年には300万台の目標値を揚げている。しかし、本格普及には、燃料のインフラ整備、低温始動性、価格など挑戦すべき問題を抱えている。ことに価格は1億円かかるといわれる制作費をガソリンハイブリッド車並まで下げられるかどうかが、2010年の本格普及化につながるであろう。
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